あづみ野遊印のエコのはんこ作りから~

あづみの木箸の箸製作まで私ができるSDGsを推進

1997年の創業より剪定後、燃やされてしまうりんごの木をアップサイクル。環境に優しいモノづくりを推進。

2019年からは、”私ができるSDGsを!”とスローガンを掲げ漆の再塗装を行い、箸を廃棄しない使う取り組みを始めました。

持続可能とは環境に負荷がかからない生活や行動の一歩が大切と思っています。

1997年~

りんごの木のはんこ  あづみ野遊印

安曇野市内、特に弊社のある三郷地域は安曇野の美味しいリンゴ畑が並ぶ地域です。

*先代の川口桂一郎は、1997年より剪定後燃やされるリンゴの枝をどうにかできないかと考え、 約10工程加工かけてリンゴの木をアップサイクル。

エコの木材で作る「りんごの木のはんこ」を作成。(2000年に実用新案を取得)。

◇りんごの木の再生加工の工程◇

  • リンゴ農家さんの畑から剪定したリンゴを工房に搬入
  • 枝を寸胴の入る長さにカット
  • 寸胴鍋に入れて煮込み
  • 熱いうちに木の皮を丁寧に剥く
  • ぬめりをスポンジで落とす(何度か繰り返す
  • アクをとるために何度も水を取り替えて干す。
  • 約一年くらいかけてゆっくり乾燥する
  • 印材の大きさにカット
  • ベルトサンダーで磨く
  • 花やイラスト入れる
  • 文字を彫る→再生加工したエコのはんこ完成!

リンゴの木の加工の様子

りんごの木の再生加工は‥

*再生加工したりんごの木で作る製品は、3Rの製品です。

◇3Rとは?◇

Reduce(リデュース) ゴミを減らす 物を大切につかう 

→ プラスチックでなく木材の物を選択

Reuse (リユース)  一度使ったものを何度もつかう 

メンテナンスしてつかう 漆の再塗装

Recycle(リサイクル) ゴミを資源として再生利用 

→廃棄されるリンゴの木を再生加工 

*燃やされてしまうりんごの木をアップサイクルしてはんこや様々な製品を生み出しました。

*化学塗料は、使わず本漆や柿渋など身体にも地球にも優しい塗料を使って作成。

*地元の木材を加工しモノ作りを行う地産地消。日本の林業の安定の為に国産木材を使用。

2019年~

漆の再塗装 あづみの木箸

2012年7月より箸作り体験を行っています。

11年間で約1万人以上の方とお箸作り体験を行ってきました。

*最初は、無塗装あるいはオイルフィニッシュで仕上げていましたが、お客様の箸がカビが繫殖していることにショックを受け、塗装の重要性を痛感。(カビを食べてしまうことに((+_+))

*化学塗料でなく身体にも安心で抗菌力がある漆の塗装を試作。2015年 すべてのお箸を漆塗りで仕上げるように方針転換。

*2019年 小さな企業の私共でも一歩ずつSDGsの推進ができれば・・と思案し「私ができる SDGs 」のスローガンを掲げ、漆の再塗装を始めました。

*身体にも安心な本漆を再塗装し木材を捨てずに長く使う取り組みを開始。

漆の箸は食器洗浄機は、使えないので面倒との声もあります。実は、漆には抗菌力があるのでお湯でサッと手洗いするだけで雑菌などはつきません。その時間は約15秒です。

本当に必要なものを長く使うというスタイルが環境へ負荷のかからない生活になっていくのではないでしょうか。

*箸作り体験では作った箸は「持ち歩いて、箸を再塗装などのメンテナンスをして長く使おう」との呼びかけを行っています。
*弊社では皆がマイ箸をバッグに入れて携帯しています。

*長野県の植林推進の為に長野県緑の基金に募金を行っています。

箸作り体験の中でモノ作りの大切さ・再生加工の取り組みを発信

*小学校の団体体験などで体験前に私共のSDGsの取り組みの話や再生加工した りんごの木の製品などを見てもらっています。(SDGsを学ぶ箸作り体験)

*箸作り体験を通してモノ作りの大変さや楽しさを実感してもらう。木材のモノ作りは失敗したら元に戻せません。その現実を実感し、失敗の中からモノ作りの喜びを選び取り成長の糧になって頂ければ嬉しいです。

*マイ箸を作りそれを長く使うことで持続可能な生活を一歩進める取り組みをしています。

モノの背景を想像できれば・・

*モノ作りの中で、モノ背景を感じてもらいたい。

*食品なども、モノ作りには背景があり、そこを想像できるようになると、購入するときにより環境に良いものを!との判断になっていくと思います。

*さらに誰が作っているのかと考えるようになると国を超えた人々の生活にまで想いが届くのかなとも考えています。誰一人取り残さないのSDGsの誓いにつながります。

*「使い捨て文化」から手作りのモノを買う、メンテナンスして長く使う習慣ができければ地球も社会も変わっていくのでは・・と考えます。

エシカルな商品を使って健康のお手伝い

*箸の文化を大切にし口に入る箸なので、身体にいいモノ・キチンと持ちやすいものを目指します。

*あづみの木箸は化学塗料でなく自然の塗料なので身体の負担がない。

*持ち手が十角・箸先が五角握りやすい箸を使って毎日のご飯が美味しい~と感じて元気に過ごして頂きたい。

*肉球模様のMofu²箸や市松模様のICHIMATSU箸など使うだけで気分はわくわく!安心できる箸!天然の木材を使って心もリラックス。

*使うことで健康に元気にリラックスできる箸なんです。

あづみの木箸 Mofu²-ICHIMATSU® は(有)えぞ彫工芸社の商標登録です。

すべての方々が安曇野の思い出を残せるように

車イスなどで障がいを持っている方は、カンナを使う箸作り体験ができません。安曇野の思い出に残る体験が何かできないかと試行錯誤。

*2020年より大人から子供まで、また障がいがある方にもできるレーザー彫刻加工体験を始めました。福祉施設の方や特別支援学校の方にも思い出に残る体験を行ってきました

自然豊かな安曇野を発信

安曇野のりんごの木のアップサイクルした木材使用を推進。

自然豊かな安曇野の守る。

長野県SDGs推進企業

*これまでのりんごの木の再生加工などの取り組みが認められ2022年7月29日 長野県SDGs推進企業第13期に登録されました。登録番号1573
*人、環境、社会に優しいエシカル商品の作成を目指し日々、木材に向き合っています。

地域で推進していきます。

*安曇野のリンゴ農家さんを始めたくさんの方々のご協力をいただいてSDGsの推進をしています。

持続可能な生活へ新しい一歩を箸作りから始めてみませんか!

2012年から始めて箸作り体験は、自分の使いやすい!が叶う体験です。

本年で12年目、約10000人以上の方々と箸作りをしてモノ作りの楽しさを共有してきました!

(有)えぞ彫工芸社の箸作り体験の特徴は

  • 角材からカンナで削りー細い箸、太い箸、四角箸、八角箸が作れる!
  • 漆塗装付、再塗装もできるので丁寧に使えば、一生使える!
  • 箸作りを通して五感体験ができる!
  • 体験を行う前に弊社SDGsの取り組みや再生加工したりんごの木材や製品を紹介!ーSDGsの学びができる。(グローバルSDGs講師育成講座を修了しています)
  • 個人のお客様は、あづみの木箸工房内にて体験を
  • 学生団体様は、会議室をかりて行います。企業様、学校様に出張体験も承ります。詳しくはこちら
あづみの木箸パンフレットより
四角箸、八角箸の自分が持ちやすい箸も作れます。

SDGsとは‥

SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals・持続可能な開発目標)とは、“全世界全ての人たち”が“持続的”に“人らしく生きる”ための開発目標です。2015年9月にニューヨークの国連本部で開催された「国連持続可能な開発サミット」にて採択された2030年までの国際目標で、17のゴール(目標)と169の具体的なターゲットからなっています。